風光明媚な太地町の非公式観光情報サイトです。
古来より捕鯨で栄え、現在では捕鯨文化を受け継ぎつつ鯨と生きる町、太地町の観光を応援しています。
他にも太地町を理解するための様々な情報を掲載していく予定です。
昨今の追い込み漁がらみの話題で「イルカを食べに太地町にいこう!」という話を時折耳にしますが、太地町で好まれるのはゴンドウクジラです。
上の写真はゴンドウクジラの干物(現地では「ゴンド干し」と呼びます)です。
太地ではこの干物を自作する家もあり、宴会の締めのお茶漬けなどに使ったり、おやつになったりするそうです。
もちろんゴンドウクジラは刺身などでも食べますし、ポートイン鯨浜ではゴンドウクジラを使った鯨丼をいただくことができますので、お昼ごはんに食べてみてはいかがでしょうか?
逆に飲食店やホテルでイルカを食べるのは、実はちょっとむずかしいと感じています。
というのも、メニューとして出しているところが少ないのです。
町内で食べられたのは、イルカを茹でたもので、それにおろしポン酢か酢味噌をかけて食べるようなものでした。
刺身を食べたいなら、隣の那智勝浦にあるお店を探したほうがいいかもしれません。
僕はどうしても鯨に興味がいってしまうので、あまり太地で捕れる地の魚をしらないのですが、実際に食べたのは、キビナゴとヨラリです。
キビナゴはくぎ煮、ヨラリはセゴシという料理を頂きました。
上の写真の真ん中のお皿がヨラリのセゴシで、酢味噌で頂きました。
ちなみに、ヨラリという魚は漁港スーパーで売っていますので、一度見てみるといいかもしれません。
てつめん餅は、太地に古くから伝わる和菓子で、熊野詣の僧侶が、一晩泊めていただいたお礼にと、村の古老に伝えたのが最初だといわれています。なお、「てつめん」という言葉は、古老が僧侶に名前を尋ねた際に答えた名前のようで、その名前がこのお餅の名前なのか、僧侶の名前なのかが、亀八屋のホームページを見ても判断が難しいです。
写真のように、白と緑(ヨモギ)があり、とても柔らかくモチモチとした食感と、控えめではあるけれどしっかりした餡の甘さがマッチした、とても美味しいお菓子。
ただ難点は日持ちしないということと、だいたい午前中には売り切れてしまうので、買いに行くなら早い時間がいいでしょう。
この凶悪な大きさ(褒め言葉)のシュークリームは、マツシタ洋菓子店で販売されているもので、190ccの缶コーヒーと比較すると、その大きさがよくわかると思います。
皮の部分はかなり厚く、底にはチョコが敷いてあります。
クリームは生クリームとカスタードクリームの二層になっており、合わせたクリームの量もかなり凶悪(褒め言葉)な逸品。
一人でおやつ時に食べると、夕飯に支障が出るという幸せな悩みを抱える場合がありますので、二人以上で召し上がるといいかもしれません。
中身はこんな感じです。
太地町には現在二軒のホテルが有りますが、くじらの博物館の隣にあるのが「花いろどりの宿 花游」で、ホテルから博物館の自然プールがよく見えるという、まさに太地のホテルといった宿なのですが、もしお泊りになられたら是非食べていただきたいのがくじら料理のコースです。
恐らく他のコースでもそうだと思うのですが、どのお料理も質のいい食材を美味しく食べさせていただけますので、「鯨なんて旨いもんじゃない」とお思いの方にこそ、ぜひ一度召し上がって欲しいと思います。
※なお、日によってメニューは変わるかもしれませんので、上の写真はその一例と思って下さい。。
「うけじゃ」という聞きなれない食べ物は、太地という場所で昔から食べられていたもので、僅かな畑で作られた芋と、一握りの麦や米を番茶で煮た茶粥のような食べ物で、いわば太地のソウルフードともいえるもので、上の写真の右側です。
味は番茶の風味とほんのりとした甘みがあり、とても優しい味わいがあります。
残念なことに実際に食べられる機会が少なく、唯一のチャンスは「本気の朝市」で振る舞われるものがある程度。
是非、「竹トンボ」あたりで冬場に販売して欲しいメニューです。
また、太地では刺し網漁でイセエビが水揚げされますから、そのイセエビを使った豪勢な味噌汁が「本気の朝市」では無料で振る舞われます。
これを目当てにやってくる人はかなり多いので、味が気になる方は、お早めにお越しくださいね!!